設計工程におけるポイント 大型構造体

(1) 大型構造体の設計着目ポイント(その1)

Before

製品サイズが大きくなると、製品自体の重量も増加します。また、荷重による変形や振動が大きくなります。しかし、製品としては軽量化や高剛性化(変形や振動が小さいこと)が求められます。

↓

After

バランスの良い断面 バランスの悪い断面 開断面

製品の軽量化/高剛性化を目指すには、構造体断面を力学的にバランスの取れたものとする必要があります。同じ量の材料を使っても、バランスの取れた断面にすれば構造体の変形量を抑えることが可能です。また、右上図のような箱型となっていない開断面では、ねじれに対する剛性が低いという特徴があります。そのため、主要な部材に用いるのはできるだけ避けることが望ましいです。

ポイント

構造体断面を上下左右対称に設計し、力学的にバランスの取れたものとすることがポイントです。

  • 大型精密構造体の設計とは
  • 大型精密構造体の製造とは
  • 大型精密構造体について知っておくべき知識
  • 大型精密構造体の製造・品質管理に必要な設備
  • 大型精密構造体のコストダウン設計・製造のポイント
  • 大型精密構造体技術相談室 ご相談・お見積り
  • 株式会社横河ブリッジアドバンストエンジニアリング
ページの先頭へ戻る