(3) すみ肉溶接サイズ低減によるコストダウン
![10mmのすみ肉溶接の断面図](../images/point/seikan/62_3_01.gif)
右図は10mmのすみ肉溶接の断面図です。1回の溶接で施工できる溶接量には限界があるため、10mmのすみ肉溶接の場合、図に示すように少なくとも3回の溶接施工(専門用語で3パスと言います)が必要です。
![](../images/point/ba_area_bottom.gif)
![↓](../images/common/arrow.gif)
![6mmのすみ肉溶接の断面図](../images/point/seikan/62_3_02.gif)
すみ肉溶接サイズが6mmであれば、1パスで溶接が可能です。もちろん、溶接部の応力検討は必要ですが、6mmすみ肉で充分な耐力を確保できることも多く(6-1-1 2.参照)、溶接サイズを見直すことは製造コストの大幅な削減となります。
![](../images/point/ba_area_bottom.gif)
強度をさほど必要としない構造では、6mm以内のすみ肉溶接にすることがコストダウンにつながります。
![](../images/point/p_area_bottom.gif)
強度をさほど必要としない構造では、6mm以内のすみ肉溶接にすることがコストダウンにつながります。