(3) タップ穴径の変更によるコストダウン(その1)

M3やM4といった小径のタップ穴加工は、切り屑の巻き込みによるドリル折損のリスクが高いため、頻繁に切り屑の除去作業が必要となり、生産性の低い加工です。また、タップ穴深さが深い加工(2.5D以上、D=タップ径)は、より工具折損リスクが高くなり、生産性の低い加工となります。



タップ径:M6以上、タップ深さ:1.5Dとすれば折損リスクは大幅に改善されます。一例を挙げると、『M4深さ10』は『M6深さ9』に変更できれば、加工時間の削減につながります。

M6以上のタップ穴径、1.5D以下の有効深さに設計することで、製造コストを削減できます。

M6以上のタップ穴径、1.5D以下の有効深さに設計することで、製造コストを削減できます。