(5) ピッチ寸法公差の見直しによる過剰品質防止
![ピッチ寸法公差](../images/point/quality/64_5_01.gif)
穴ピッチ寸法を上図のように表記した場合、穴Aと穴Bではピッチ寸法公差が累積されます。例えば、穴A-穴Bで±0.2の公差が必要とすると、各穴ピッチの寸法公差は±0.2/5=±0.04 と、厳しい公差を設定することになります。
![](../images/point/ba_area_bottom.gif)
![↓](../images/common/arrow.gif)
![ピッチ寸法公差](../images/point/quality/64_5_02.gif)
ピッチ寸法表記を穴Aから各穴までの寸法に変更します。これにより個々のピッチ寸法公差に厳しい公差を設ける必要がなく、過剰品質を防止できます。
![](../images/point/ba_area_bottom.gif)
設計段階から穴位置の必要な精度を明確にすることにより、過剰品質を防止してコストダウンを実現できます。
![](../images/point/p_area_bottom.gif)
設計段階から穴位置の必要な精度を明確にすることにより、過剰品質を防止してコストダウンを実現できます。